この日は前沢、江刺、一関の塾生50人が集まり初級から上級まで階級別に演武した。園児も、ベテランも「心も集中」「心の和」「気の感応」を念頭に置き、緩急自在の技を繰り出した。
心のトレーニングという「竹割り」にも挑んだ。老若男女は雑念を払い、木刀を垂直に振り下ろして直径2センチ前後の竹を両断。道場に快音を響かせながら今年の飛躍を願った。
私立水沢小6年の熊谷優君(11)は合気道歴7年半。「稽古に打ち込むと嫌なことも忘れられ、心が和む。今年は4級から2級にレベルアップしたい」と張り切っている。
同塾はまもなく創設10年を迎え、6月に記念式典を開くという。菅原道場長(56)は「10年の節目を機に、新たな一歩を踏み出したい。仲間を増やしながら合気道の心得を広めたい」と意欲満々だ。