2014年3月14日金曜日

キラリ輝く奥州人〜合気道を通して社会に貢献できる人づくり〜

広報おうしゅう Vol. 97(2014/3月号)第2面掲載


 前沢海洋センター2階の柔剣道場に、張り詰めた空気が漂う。合気道の指導を行う菅原美喜子さんは、生徒一人一人の細い動きに目を配る。
 高校卒業後、体育教師を目指し、東京女子体育大学に進学。武道の世界に興味のあった美喜子さんは、入学してまもなく、合気道多田塾月窓寺道場の門をたたいた。そこで多田宏師範(現在、(公財)合気会九段)と出会い、瞬く間に合気道のとりことなった。
 大学卒業後は、都内の私立高校で14年間教鞭を執った。その間も合気道を続けていたが、平成7年に「修行の傍ら指導をーーー」と、友人の紹介でスイスへ渡航。10年には、合気道多田塾サン・モリッツ道場を開いた。17年に帰国したが、今でも毎年1カ月ほどドイツとスイスに滞在し、稽古・指導を行っている。
 「合気道の考え方や呼吸法は、日常生活に生かせる」と語る美喜子さん。「仲間を増やしたい。そして、多くの女性にも興味を持ってもらいたい」と、合気道を通じた人づくりに情熱を燃やし続ける。

2014年1月19日日曜日

気合十分 今年も頑張るぞ! 〜研鑽誓い演武会〜

平成26年1月19日(日曜日)付 胆江日日新聞



 合気道多田塾奥州道場(菅原美喜子道場長)の演武会と鏡開きは18日、前沢区のいきいきスポーツランドで開かれた。前沢、江刺、一関の各道場の塾生が一堂に会し、今年一年の研さんを誓い合った。
 同日は子供から70代までの塾生50人が参加。呼吸法などに続き、初級から上級までそれぞれ別れて演武した。小中学生が懸命に合気道をする姿に、保護者や上級者から拍手が送られた。
 小学1年から続けている、江刺一中2年の三浦大輝くん(13)は「足さばきをしっかりと身につけ、今年は1級を取りたい」と抱負を語った。
 菅原道場長(55)は「けがをせず、元気で楽しく、生活に生きる合気道をしていきたい」と塾生の飛躍を願った。

奥州・前沢道場鏡開き 〜合気道 多田塾奥州道場〜

平成26年1月19日(日曜日)付 岩手日報


 奥州市前沢区白山の菅原美喜子さん(55)が道場長を務める「合気道多田塾奥州道場」の鏡開きは18日、同区の前沢いきいきスポーツランドで行われた。
 年長児から70代まで、同市前沢区、江刺区、一関市の各教室で学ぶ生徒約50人が参加。1年の稽古始めとして演武を披露し、心構えを新たにした。
 竹の両端を2つの茶碗で支え、中心を木刀で割る「竹割り」にも挑戦。参加者は茶碗に水を注ぎ、竹を割った反動で水がこぼれたり、茶碗を落としたりしないよう、精神を統一させた。
 一関市の斉藤さん(61)、豊聖君(山目小3年)親子も参加。斉藤さんは「今年はイタリア合気会50周年大会に出るのが目標」、豊聖君は「お父さんに『うまくなった』と言われてうれしい。もっと技を磨く」と決意した。
 菅原道場長は「心の中に敵をつくらず、無心で稽古に励んでほしい」と願っていた。